西日本政経懇話会

筑豊第619回 認知の癖知り情報吟味を ファクトチェックセンター 古田編集長

筑豊 古田.jpg 西日本政経懇話会の5月例会が21日、飯塚市であり、日本ファクトチェックセンターの古田大輔編集長=福岡市出身=が「ファクトチェックとリテラシー 偽情報に惑わされないために」と題して講演した=写真。要旨は次の通り。
 偽情報にだまされるのは「認知の癖」があるためだ。自分の価値観に近いものを正しいと感じ、それ以外を排除する。自身の好む情報ばかりを集めて回り、正しいと思ってしまう。
 現代人は日々、偽情報に接しているが、拡散による影響が大きい。これをもたらしているのは交流サイト(SNS)のアルゴリズム(計算手法)だ。閲覧者が好みそうな情報だけを集め、それ以外は排除される「フィルターバブル」状態をつくり、価値観が近い人の話だけを何度も聞く「エコーチェンバー」効果を生む。これは認知の癖との相性が良く、感情的対立や社会の分断を生み出すのが問題といえる。
 この状況に対抗するため、情報をよく吟味する「クリティカルシンキング」が必要。発信源がその情報を知りうる立場か、根拠が間違ってないかを確認し、複数の関連情報を集める習慣を身につけないといけない。 (金田達依)

2026年(令和8年)05月23日(土)

これまでの記事一覧