西日本政経懇話会

筑豊第617回 介護離職防止/企業は支援を/ NPO代表理事 川内氏が講演

筑豊 川内.jpg 西日本政経懇話会の3月例会が3月30日、飯塚市であり、NPO法人となりのかいご(神奈川県厚木市)の川内潤代表理事が「親不孝介護で離職を防ぐ! 経営者・自治体が取り組むべきこととは?」と題して講演した=写真。要旨は次の通り。
 1980年は高齢者1人を7・4人で支えていたが、2020年は2・1人にまで減少している。85歳以上になると約6割が介護が必要となる。介護が必要となる理由は認知症や骨折転倒など多様で、対応方法も異なる。全てを家族で担うのは難しいが、親孝行だと思っている人は多い。
 だが、家族だけで担うと自分の生活が犠牲となり、強いストレスがかかった結果、虐待につながることもある。専門家の手を借りることが必要だ。介護職の人も自分の親は見ない。
 介護離職を防ぐため、企業は従業員と地域包括支援センターを結び、仕事と両立できる態勢づくりを支援することが求められる。同時にこまめな状況確認も大切だ。介護サービス利用にも安定収入は要る。仕事を続けることは従業員にとってプラスになるし、企業の競争力維持にもつながる。 (金田達依)

2026年(令和8年)04月01日(水)

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