筑豊第549回「レガシーない安倍長期政権」/作家の大下氏が講演
西日本政経懇話会10月例会が3日、飯塚市片島のパドドゥ・ル・コトブキであり、作家の大下英治氏が「安倍政権の強さとアキレス腱(けん)とポスト安倍」と題して講演した=写真。要旨は次の通り。
安倍政権の強みとして、第1次安倍政権から安倍晋三首相を支えて、現在、首相秘書官を兼務する今井尚哉首相補佐官、首相を絶対に裏切らない菅義偉官房長官、そして二階俊博幹事長がいる。この3人がいる限り首相は安心できる。
安倍政権は、現段階で拉致問題、北方領土返還、憲法改正のどれも成し遂げておらず、レガシー(遺産)のない長期政権になっている。憲法改正はするが、最後は9条の改正を外すのではないだろうか。
ポスト安倍について、いろいろな候補がいるが、岸田文雄政調会長が挙げられる。同時に、菅氏も次か、次の次を狙っているのではないか。
(丸田みずほ)
2019年10月04日