西日本政経懇話会

筑豊506回 北折氏「減量グラフで減量成功」/元NHKためしてガッテン担当

0f2e0667fcb3fcf7026e068d5fa76f1cae463407.jpg西日本政経懇話会12月例会が10日、飯塚市片島のパドドゥ・ル・コトブキであり、元NHK職員で人気番組「ためしてガッテン」の専任ディレクターだった北折一氏が「ガッテン流! 生活常識、大逆転のススメ」と題して講演した=写真。要旨は次の通り。
 「ためしてガッテン」がスタートした1995年から退職するまでの18年間、番組制作を担当した。番組では効果的なダイエット方法も取り上げた。苦しい食事制限や運動をしなくてもやせることはできる。就寝前と起床後に体重を量ってグラフをつけるだけ。前日よりどれだけ体重が減ったかが目に見えると、楽しくてついつい頑張れる。この「ついつい」が長続きの秘密だ。
 私は7カ月かけて14キロやせた。急にやせると脳が体重を戻そうとする。ゆっくりだと脳をだませる。体重を5%減らせば脂肪細胞から高血圧や高血糖を抑える善玉ホルモンが出る。
 経営者が従業員の健康を軽視すると、医療費が膨らんだり、長期病欠者が出たりして結果的に経営を圧迫する。社員も「仕事が忙しい」と言い訳せず、体脂肪率を下げてほしい。それが愛する家族のためになる。

=2015/12/11 西日本新聞=

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