筑豊第554回「1日15分の整理から」/「かたづけ士」の小松氏
西日本政経懇話会7月例会が30日、飯塚市内であり、「かたづけ士」として片付けの支援を通した企業へのコンサルティングや執筆活動に取り組んでいるスッキリ・ラボ代表の小松易氏が「人生が変わる! かたづけの力」と題して講演した=写真。要旨は次の通り。
片付けが苦手な人は無意識のうちに「物を捜す」ことに時間を費やしている。物を取り出す必要最小限の時間を30秒と捉えている。従業員が1日平均30分を「捜す時間」に使うならば、見過ごせない無駄となる。
片付けが得意な人が心掛けているのは物を「すぐに」片付けること。物や書類が手に渡った瞬間から、それを置く場所をイメージできている。物事をどう処理するかの基準があるから、仕事の速さにも直結する。
物を仕分ける基準として「使えるかどうか」ではなく「ここ1カ月で使ったか」を薦める。当てはまらない物は捨てられる。その基準で1日1カ所を15分間整理する習慣付けから始めて、自分が思い描く理想的な環境をつくってほしい。 (坂本公司)