西日本政経懇話会

手嶋龍一氏がアジア情勢解説

 西日本政経懇話会、西日本支店長会、パートナーズクラブ、IP191203JAA010883000_00.jpg地域フォーラムの4団体は3日、福岡市博多区のホテルオークラ福岡で合同例会を開いた。外交ジャーナリストの手嶋龍一氏が「激動の東アジア政局を読み解く」のテーマで講演し=写真、約330人が手嶋氏の軽妙な語り口に耳を傾けた。
 手嶋氏は、破棄決定が覆った日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA=ジーソミア)について、「東アジアで最も重要な(日韓米の)三角安保の弱い一辺を補完する重要なもの」と指摘した。
 一方、日米同盟に関しては「朝鮮半島と台湾海峡の有事を想定している」と分析。「日本は『桜を見る会』も結構だが、台湾と香港の情勢が連動し始めている今、国会で(国際情勢の)議論を深める必要がある」と唱えた。 (横田理美)

2019年(令和元年)12月04日(水)

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