筑豊541回 武者氏「日本の 先行き明るい」
西日本政経懇話会1月例会が25日、飯塚市片島のパドドゥ・ル・コトブキであり、経済や株式市場の分析、予想を手掛ける武者リサーチ(東京)代表の武者陵司氏が「2019年の世界経済と市場展望」と題して講演した=写真。要旨は次の通り。
日本の経済に影響を及ぼすのは地政学で、米国などとの関係によって決められる。米国が中国を封じ込めようとしている中、米国は日本との関係を重視する。歴史では、日米関係が良好な時に日本は繁栄しており、今後、そのようになるだろう。
日本企業は、スマートフォンのセンサーや半導体製造装置など「オンリーワン」の技術を持つことで、業績は絶好調となっている。日本の技術なしに中国、台湾、韓国の物づくりは進まない。
グローバルな競争力も高い日本企業の売上高経常利益率は、持続的に高く推移するだろう。日本の先行きは非常に明るい。 (中川次郎)
2019年1月26日