西日本政経懇話会

筑豊第585回 統一地方選は国政にも影響/政経懇話会4月例会

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西日本政経懇話会4月例会が7日、飯塚市内であり、政治ジャーナリストの

細川隆三氏が「衆院補選&統一地方選目前!岸田政権の課題と展望」と題して講演した=写真。要旨は次の通り

 統一地方選での注目点は野党の獲得議席数。地方議員は自民党が圧倒的に多く、(野党第1党の)立憲民主党はわずかだ。選挙の勝敗を分けるのは「最後の3日間」と言われる。差を生むのは地方議員たちの数だ。自民党は最後の追い上げが強い。野党が力を付けるには、地方議員を増やす必要がある。

 岸田政権の課題は経済と安全保障。総理として大切なのは国民からの信頼と話を聞いて決断する力、説明力だ。岸田文雄首相は魂を込めて国民に説明する姿勢が欠けているように思う。

 「ポスト岸田」は自民党の茂木敏充幹事長と河野太郎デジタル相。キーマンは菅義偉前首相で河野氏を支援すると思う。前回(2021年)の総裁選と同じ構図に思えるが、菅氏を慕う議員が安倍派に相当いて、以前とは力が全然違う。
 注目される解散総選挙はいつ踏み切るのか。岸田氏が無投票で総裁再選を狙うには総選挙で勝つことだ。そう考えると、総裁任期の来年9月までに解散する可能性が高い。政治日程を考えると、最もあり得るのは今年の秋ではないか。(坂井彰太)

2023年(令和5年)04月08日(土)

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