西日本政経懇話会

筑豊第579回 熱い焼酎業界 ぜひ飲んで/焼酎プロデューサーの黒瀬暢子氏

西日本政経懇話会の10月例会が3日、飯塚市であり、焼酎プロデューサーの黒瀬暢子

氏が「思わず人に言いたくなる!焼酎の世界史、日本史、福岡史」と題して講演した。

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黒瀬氏は明治から昭和にかけて日本各地で焼酎造りを支えた鹿児島県南さつま市の職人集団「黒瀬杜氏(とうじ)」の子孫で、福岡市を拠点に焼酎の魅力を伝える活動をしている。要旨は次の通り。

 焼酎の製法である蒸留の歴史は、紀元前3千年頃に始まったとされる。蒸留酒が本格的に造られるようになったのは紀元後12~13世紀の中国とみられ、15世紀には東南アジアから琉球(沖縄)へ伝わったようだ。日本では16世紀に「焼酎」という文字が使われていたことが確認されている。
 九州での焼酎の生産は、鹿児島や宮崎で「芋」、熊本南部の球磨地方で「米」が盛ん。長崎県の壱岐は「麦」の発祥地と言われる。福岡では「麦」が主流だが、「酒かす」と「ごま」の発祥地でもある。
 現在、焼酎業界では、世界に販路を広げようと、カクテルやフルーティな

香りの銘柄なども開発され、商品のバリエーションが増えている。世界的なブームに乗って、同じ蒸留酒のジンの製造を始めた蔵も出てきた。切磋琢磨(せっさたくま)しながら新商品が次々と生まれ、非常に熱い。

 (坂井彰太)

2022年(令和4年)10月04日

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