西日本政経懇話会

筑豊第559回 「中国に不安定要素」/西日本政懇 興梠教授が講演

西日本政経懇話会12月例会が25日、飯塚市であり、神田外語大教授の興梠一郎氏が

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「いま中国で何が起きているのか? 習近平体制と日中関係のゆくえ」と題して講演した=写真。要旨は次の通り。
 新型コロナウイルスは、中国政府が武漢での確認を隠したことから、世界中に拡大し、経済にも大きな影響が出た。
 中国の国内総生産(GDP)成長率が高いとしても、実は債務がGDPの2倍、3倍といわれる。景気刺激策を行う地方では、コロナ禍でも成長率を上げるため、借金をして、壊さなくても良いビルを無理やり壊し、新たにビルを作っている。
 今後、このような債務がたまった時に経済成長を維持できるかどうか。習近平体制で経済が失速するとしたら、彼の政治的地位が危うくなる。そのときは、対立関係を作ることで国民の人気を取るため、外交に打って出るだろう。中国には不安定要素がたくさんある。
 中国が経済力と軍事力をつけたので、日中関係を日本側がコントロールすることが難しいことが多くなっているが、尖閣問題など安全保障は、しっかり対応しないといけない。 (中川次郎)

2020年(令和2年)12月26日

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