福岡第629回 多様性で強い会社に/西日本政懇/大橋運輸・鍋嶋社長が講演
西日本政経懇話会の7月例会が14日、福岡市であった。ダイバーシティ(多様性)経営で経済産業省の賞などの受賞歴がある大橋運輸(愛知県)の鍋嶋洋行社長が、「ダイバーシティ経営×健康経営・ランチェスター経営×人的資本経営で人が集まる仕組み」と題して講演=写真。要旨は次の通り。
運輸業界は価格競争が激しく大変厳しい。日本の労働人口の減少も踏まえると、企業のサービスや付加価値のさらなる向上が求められる。以前から採用を経営課題と捉えており、ダイバーシティ経営▽社員満足度の向上▽ビジネスモデルの強化▽地域活動―の四つに取り組んできた。
例えば、勤務体系の見直しをはじめとした女性の活躍推進や、外国人やLGBTQ(性的少数者)の積極採用、多様性を認める就業規則の作成など。禁煙サポートや食育で社員の健康を促進するほか、警察と連携して特殊詐欺や交通事故の注意喚起も行っている。
採用時、中小企業は待遇面で大手と戦えない。だがさまざまな取り組みを続けることでいい人材が集まり、業務の幅も広がる。先が読みにくい時代だからこそ、目的が明確な人や会社が強くなる。 (津留恒星)
2026年(令和8年)07月16日(木)





