西日本政経懇話会

福岡第569回 日本MS初代社長/古川氏が講演/「経験や知恵、若い世代に」

西日本政経懇話会の2月例会が9日、福岡市内であり、日本マイクロソフトの初代社長を務めた古川享氏が「人生を駆け抜ける」と題して講演した=写真。
古川享.jpg 古川氏は20代半ばからソフトウエア開発事業などに携わり、米マイクロソフトで極東開発部長、副社長などを歴任。パソコン黎明(れいめい)期からIT業界をけん引してきた。
 講演では、ITや通信の発達によって国内外で新たなビジネスの好機が生まれていることを紹介。「福岡や佐賀など地方でも新たなビジネスを始め、全国に影響を及ぼすことが可能になった。資金調達や利益の分配方法も新たな手法がでており、ぜひ活用してほしい」と強調した。
 古川氏は実業界を引退後、後進の育成に注力している。会場の経営者や企業幹部にも「皆さんの経験や知恵を若い世代に受け渡してほしい」と呼び掛けた。 (吉田修平)

2021年(令和3年)02月10日

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