福岡530回米朝歩み寄りが平和解決の一歩/政経懇話会・辺氏講演
西日本政経懇話会の福岡例会が9日、福岡市・天神の天神スカイホールであり、コリア・レポート編集長の辺真一(ピョンジンイル)氏が「韓国大統領選後の日韓関係と北朝鮮の核・ミサイル問題の行方」と題して講演した=写真。
緊張が続く北朝鮮情勢について辺氏は「米国が北朝鮮への攻撃に踏み切るレッドライン(越えてはならない一線)は、6回目の核実験ではなく、米国に届く大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射だ」と指摘。北朝鮮が核・ミサイル開発を凍結する代わりに、米国が8月に予定する韓国との合同軍事演習を見送り、段階的に信頼関係を構築して国交正常化交渉につなげることが「平和的に解決できる唯一の道」と述べた。
日韓関係については、韓国大統領選で誰が勝利しても、従軍慰安婦問題を象徴する少女像をソウルの日本大使館前などから移動させ、関係改善に踏み出すべきだとの考えを示した。
2017年05月10日