西日本政経懇話会

福岡第565回 「6対4」でバイデン氏勝利/笹川財団の渡部氏が講演

福岡 渡部恒雄.jpg西日本政経懇話会10月例会が19日、福岡市であり、笹川平和財団上席研究員の渡部恒雄氏が「米国大統領選挙の行方と日米関係」をテーマに講演した。
 11月3日の大統領選を「コロナ選挙」と表現し、新型コロナウイルス対応の失敗や人種差別反対運動の高まりにより、現職で共和党候補のトランプ大統領が劣勢に立たされていると説明。現状では民主党候補のバイデン前副大統領が「6対4で勝利する」と予想した。ただ高齢のバイデン氏は認知能力の低下が疑われており、22日に予定される最終討論会で、トランプ氏がこの点をうまく追及できれば「逆転する可能性もある」と付け加えた。
 今後の米中関係については「どちらの候補が勝利しても、対中強硬策に変わりはない」と指摘。日米関係についても「かじ取りは難しいが、同盟国・日本の役割の重要性は変わらない」と述べた。 (金子渡)

2022年(令和2年)10月20日

これまでの記事一覧