西日本政経懇話会

福岡第557回 軍拡中国「世界が忠告を」/五百旗頭氏が講演

 西日本政経懇話会の福岡例会が10日、福岡市・天神の五百旗頭.jpgエルガーラホールで開かれ、兵庫県立大理事長の五百旗頭(いおきべ)真氏が「激動の世界と日本」と題して講演した=写真。

 五百旗頭氏は「冷戦後、イスラム過激派や北朝鮮、中国が世界を荒らしてきた」とした上で、南シナ海の島々を「固有の領土」と主張して軍拡を進める中国に対して「何が許されて、何が許されていないかなど世界からの忠告が必要だ」と強調した。

 平成時代の30年を振り返り、「IT革命で国境の壁が低くなり、グローバル化が進んだ。日本は経済低迷と自然災害の多発、北朝鮮の脅威が大きくなった」と指摘。

 対立が深まる日韓関係については「若い韓国人は日本語を口にしている。民間交流を政治がつぶしている。今は耐えるときで、(事態解決の)出口戦略を持って協議しないと、あらゆるネガティブ行動をやりかねない」と述べた。 (郷達也)

2019年10月11日

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