福岡第627回 偽情報見抜く力つけて/SNS、口コミで拡散/個人でもできる対策
西日本政経懇話会の5月例会が22日、福岡市のホテルニューオータニ博多であり、日本ファクトチェックセンターの古田大輔編集長が「ファクトチェックとリテラシー 偽情報に惑わされないために」をテーマに講演した=写真。要旨は次の通り。
現代は誤った情報や意図的にうそをつく偽情報があふれている。間違った情報に接した時、半数の人は信じてしまうという調査結果がある。人には経験に基づく考え方の偏りや先入観があり、自分の考えに近い情報を正しいと信じる傾向があるためだ。2026年(令和8年)05月24日(日)
偽情報は、交流サイト(SNS)だけでなく、半分は口コミで広がる。SNSをやっていない人も、日常的に偽情報に触れている。
SNSは、利用者の興味がある情報を瞬時に表示することができる。いつの間にか井の中の蛙(かわず)になり、考え方の偏りが強化されてしまう。世界中で分断を深める要因となっている。
偽情報に惑わされないためには、発信元や根拠を確認することが有効だ。SNSであれば、過去の投稿をたどれば怪しい発信者が容易に見つかる。根拠として示された海外の動画に、全く異なる内容の日本語字幕がついていることもある。批判的な視点を持って情報に接することが大切になっている。 (丹村智子)
2026年(令和8年)05月24日(日)





