西日本政経懇話会

福岡550回統一選と参院選「自民は厳しい」橋詰氏講演

78502182ff38d121f0bc3ff28ca1d1192cf38361.jpg 西日本政経懇話会の福岡例会が25日、福岡市中央区天神の天神スカイホールであり、共同通信社論説委員長の橋詰邦弘氏が「岐路に立つ日本政治の行方-2019年決戦を読む」と題して講演した=写真。12年に1度、統一地方選と参院選が重なる「亥(い)年選挙」に触れ「(過去には)自民党は厳しい選挙を強いられている。参院選で(憲法改正に前向きな)改憲勢力が国会発議に必要な3分の2議席を確保するのは困難ではないか」との見通しを示した。

 安倍晋三首相の政権運営について「政治や官僚のモラル、自民党の活力や国会機能が失われ、新たに分断が生まれた」と指摘。統計不正問題に関して「森友・加計問題と同じ文脈。役所のガバナンス(統治)が欠落している」と批判した。

 自民分裂の構図となった福岡県知事選にも言及。「知事選は、政権を支える麻生太郎副総理ら党実力者の微妙なバランスが崩れる可能性をはらんでおり、注目しないといけない」と語った。 (郷達也)

2019年2月26日

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