西日本政経懇話会

福岡517回 「テロ情報収集 危険を減らす」 西日本政懇で佐々木氏

c1835ea531521bf4d453a89bf6a9483ac22cdb82.jpg 西日本政経懇話会の福岡例会が15日、福岡市・天神の天神スカイホールであり、星槎(せいさ)大客員教授で共同通信客員論説委員の佐々木伸氏が「日本人もテロの標的に-世界に拡散するイスラム国(IS)の脅威」と題し講演した=写真。

 佐々木氏は「ISはシリア、イラク内での国づくりに集中していたが、昨年11月のパリ同時テロのころから海外で大規模なテロを起こす戦術に変えた」と分析。ISが日本も標的にすると宣言していることについては「ISは空爆で占領地の3割を失って戦況が劣勢になっており、その余裕はない」としつつ、「海外で日本人が狙われる懸念がある。テロは予想できないが、情報を収集することで危険を軽減することができる。危険と分かれば、渡航を延期、中止する勇気を持ってほしい」と述べた。

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