西日本政経懇話会

福岡第601回 日本政策投資銀行九州支店長/メガトレンドで強みを

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 西日本政経懇話会1月例会が22日、福岡市内のホテルであり、日本政策投資銀行九州支店の水木祐一支店長が「九州経済の強みをもっと強く」と題して講演した。要旨は次の通り。
 人口減少や少子高齢化、気候変動、災害など多様な不確実性をはらむ現代社会は、企業が社会課題を解決しながら収益を持続させることが求められる「価値共創社会」といえる。
 数々の課題の中でも、大きな成長機会につながる分野で、九州が強みを持つことが重要になる。具体的には、現在好調な設備投資の伸びをどう持続させるか、また半導体産業の集積という好機を生かし、シリコンアイランドとしてどう復活するかが挙げられる。
 訪日外国人への認知度を上げ、観光客のみならず移住しながら働く「ノマドワーカー」など多様な外国人を増やせるかも鍵となるだろう。気候変動に対するテクノロジーへの投資も期待される。チャンスを生かせる強みを準備しておくことが必要だ。(松本紗菜子)

2024年(令和6年)01月23日(火)

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