福岡549回 日本経済「先行き明るい」/武者氏講演
西日本政経懇話会の1月例会が24日、福岡市・天神の天神スカイホールであり、経済や株式市場の分析、予想に定評のある武者(むしゃ)リサーチの武者陵司代表が講演した=写真。日本経済の見通しを「楽観的」とした上で「新元号の時代の先行きは非常に明るい」と述べた。
世界経済の不安材料である米中貿易摩擦について「日本には恩恵がある。対立の中で米国は日本を味方に付けたいはず。歴史を見れば、日米の距離が近い時に日本は繁栄している」との見解を語った。
さらに日本経済の先行きが明るい理由として「日本がオンリーワンの技術を持つこと」を挙げた。例えば、スマートフォン市場は中国や韓国勢が席巻するが、生産に必要な半導体製造装置などは日本が圧倒的なシェアを持つとし「日本の技術なしに北東アジアのものづくりはありえない。グローバルでの競争力も高く、株価も上がっていくと思う」と話した。 (井崎圭)
2019年01月25日