西日本政経懇話会

久留米534回 総裁選、地方票が焦点に/川上氏が講演

 西日本政経懇話会の7月例会が18日、久留米市であり、共同通信社論説副委員長の川上高志氏が「安倍政権の展望と日本政5ccb5513bcde2f2aadea56620322f2c895991bf1.jpg治の課題」と題して講演した=写真。要旨は次の通り。

 秋の自民党総裁選と来年の参院選をにらんだ動きが始まっている。参院選は安倍晋三首相がどこに勝敗ラインを引くかがポイント。自公で改選の過半数だと思うが、かなり厳しい戦いになる。かつての自民党は選挙が危ないと思えばトップを替えるダイナミズムがあったが、今の党内にその力はない。

 総裁選で安倍首相は国会議員票の過半数は固めたが、焦点は地方票。石破茂元幹事長を地方票でも圧倒しないと今後の政権運営に響く。小泉進次郎筆頭副幹事長の動向も重要。もし小泉氏が石破氏を支持すれば、無派閥議員の30人くらいは行動を共にする。西日本豪雨への対応がどう影響するか、この点も注意しないといけない。 (片岡寛)

2018年7月19日

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