西日本政経懇話会

久留米第562回 「つかみ取る気迫が大事」/ 将棋が強くなるために/ 棋士の豊川七段

西日本政経懇話会5月例会が25日、久留米市であり、将棋のプロ棋士、豊川孝弘七段(54)が「奥深き将棋の世界」をテーマに司会と語り合った=写真。
 豊川さんは中学1年で将棋を本格的に始めた。将棋界では師匠が弟子に教える

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ことはなく、対局の記録係を務めて腕を磨いたといい、強くなるためには「何かをつかみ取ろうとする気迫が大事」と強調した。棋士人生で最も印象に残る対局は、24歳の時に四段(プロ)に昇格した一番。「(勝利を確信して)指が震えた」と振り返った。
 おやじギャグ満載の将棋解説で人気を集める豊川さん。この日も「(将棋の前には)睡眠が重要。寝ず(根津)甚八だけはだめ」とギャグを繰り出し、会場の笑いを誘っていた。(野村大輔)

2021年(令和3年)05月26日

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