西日本政経懇話会

久留米第558回 「デジタル技術で二極化が進む」/日経グループ副社長・高見氏

西日本政経懇話会1月例会が21日、久留米市であり、日本経済新聞グループの金融情報

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サービス会社「QUICK」の高見信三副社長が、コロナ禍での日本経済と市場の展望について語った=写真。高見氏は県出身の元日経新聞記者。要旨は次の通り。

 新型コロナがもたらしたポジティブな変化に焦点を当てる。意図せざる財政出動で公債依存度が高まれば、通貨と国債が暴落し、ハイパーインフレが起きると懸念されたが、何も起きなかった。政府の投資拡大を市場も容認した。民間が投資できない不況下では政府が投資するしかない。
 情報技術で人々の生活をよりよくするデジタルトランスフォーメーション(DX)。ふるさと納税は地域版DXのお手本で、各地の良い物産を日本中に届けられる。コロナ不況でもDX成功組は恩恵を受けた。DXの巧拙で二極化が進む。 (野村大輔)

2021年(令和3年)01月22日

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