西日本政経懇話会

久留米第586回 線虫でがんリスク判定/ 畠山氏が講演

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西日本政経懇話会7月例会が7日、久留米市であり、九大発のベンチャー企業「HIROTSUバイオサイエンス」(東京)の福岡R&Dセンター長、畠山英之氏が「線虫でがんを早期発見!」と題して講演した=写真。要旨は以下の通り。
 現在のがん検診のほとんどは、がんの種類を特定する検査だ。画像診断はがんのサイズが大きくないと分からず、早期発見が難しい場合もある。早期発見できれば10年後生存率は飛躍的に向上し、もっと気軽に調べたいという声もある。

 当社は線虫の嗅覚反応を利用し、尿からがんのリスクを判定する「N―NOSE」を実用化した。線虫の嗅覚は人の数百万倍から数億倍という犬に匹敵する。この嗅覚を生かし、線虫ががん患者の尿に含まれる特定のにおい物質に近づく特徴を利用した。がん検診の「入り口」として活用してほしい。(山下真)

2023年(令和5年)07月08日(土)

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