久留米510回 安倍政権、外交で成果/歳川隆雄氏が講演
西日本政経懇話会の久留米例会が18日、久留米市であり、政治経済情報誌「インサイドライン」の歳川隆雄編集長が「安倍長期政権と参院選見通し」の演題で講演した。要旨は次の通り。
安倍政権は客観的に見て、外交において成果を得ている。まずロシアやアジア諸国を回り、中国封じ込めのネットワークをつくった。今月下旬の米国・オバマ大統領の広島訪問も一つの成果だろうし、大きく報道されるだろう。
憲法改正をにらみ、衆参同日選が首相の理想だろう。だが、熊本地震が起きた中では無理はせず、広島訪問の外交成果をもって、参院選に勝つという戦略を取るだろう。
では衆院選はいつか。年内にあると見る。個人的に交流を深めるロシア・プーチン大統領との間で、平和条約締結や北方領土問題の進展などの成果をまとめ、衆院選を戦おうとしているのではないか。