久留米522回「経営大リーグに学べ」/タック川本氏が講演
西日本政経懇話会の6月例会が1日、久留米市であり、国際ビジネス&スポーツアナリストのタック川本氏が、長年携わってきた米大リーグの球団経営をテーマに講演した=写真。要旨は次の通り。
米国では経営戦略、人材育成はメジャーに学べと言われている。メジャー30球団は組合をつくり、テレビの放映権やグッズのロイヤリティの権利ビジネスを世界で展開している。18カ国の選手を商品として仕入れて放映権を売る。いろんな国でメジャーに行きそうな選手を開拓し、マイナーリーグ化を図っている。
1年にドラフトした50人の選手のうちメジャーに上がるのは2~3人。成功者になるには、どんなに拒否されてもひるまない精神、高い夢や理想を持つ、収入の一部を他人のために使う、自分が思った以上のことを他人にできる、自己満足しない-の5条件がある。 (片岡寛)
2017年6月2日