久留米第527回 「今年は改憲一色に」/政治評論家、有馬氏が講演
西日本政経懇話会の1月例会が17日、久留米市であり、政治評論家の有馬晴海氏が「2018年の政治展望~安倍1強体制の行方」と題して講演した=写真。要旨は次の通り。
昨年の衆院選で国民は安倍首相を選んだ。選挙は比較論。安倍首相は憲法、外交を含め、それなりに活動しているが、今の野党は保身以外に何かやっているのかと考えると、賢明な選択だったかもしれない。
安倍首相は何としてでも憲法を変えたい。国政選挙を5回やって衆参で3分の2を取った。今年は選挙がない。憲法改正の下準備ができた。4月には国会に憲法審査会が設置されて、今年は憲法改正一色になる。安倍首相は改正憲法の施行目標を東京五輪までにと言い出した。来年の参院選と国民投票を同時にやれば安上がりだし、憲法も変わりやすい。衆院選も合わせたトリプル選をやるんじゃないか。
(片岡寛)
2017年1月18日