久留米第548回「安部政権延長も」/本田雅俊氏が講演
西日本政経懇話会10月例会が21日、久留米市であり、政治行政アナリストの本田雅俊氏が「安倍1強政権の行方」と題して講演した。要旨は次の通り。
安倍1強は偶然ではなく創出されたもの。安倍首相がいいというより、他の選択肢を国民に見せないことで、突出して安定した存在でいられる。党内人事も非常にたけている。ポスト安倍はこの人で間違いないという状況をつくらせない。
安倍首相は来月で通算の在職日数が歴代1位となるが、まだ何一つ歴史に足跡を残していない。拉致問題、日ロ平和条約、憲法改正という三つの悲願のうち、改憲に照準を定めた。
年末の内閣支持率が5割前後あれば、来年は勝負の年になる。五輪後の秋の臨時国会に改憲案を示して野党が乗ってこなければ衆院を解散する。大勝して改憲がレールに乗れば、総裁任期の1年延長もあり得る。
(片岡寛)
2019年10月22日