西日本政経懇話会

北九州509回 問われる安倍首相の指導力/インサイドラインの歳川氏講演

67a83c85ed77599dd1753a96e270e1d103705145.jpg 西日本政経懇話会の5月例会が17日、小倉北区のホテルであり、政治経済情報誌「インサイドライン」の歳川隆雄編集長が「安倍長期政権と参院選見通し」と題して、講演した。要旨は次の通り。

 安倍晋三首相は外交に特に力を入れてきた。第2次政権発足当初はロシアやアジア諸国を巡り、「中国包囲網」を形成した。とりわけロシアのプーチン大統領とは波長が合うようで、誕生日プレゼントのやりとりもする仲だ。日ソ共同宣言から60年の今年中に、平和条約締結と北方領土問題解決に着手するだろう。

 26、27両日に開かれる主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)では、安倍首相のリーダーシップが問われる。課題である「世界経済の立て直し」に、どんな道筋を付けられるか。サミット閉幕後には、オバマ米大統領と安倍首相が広島を訪問する。その様子は世界中に放送される。今夏の選挙に向け、自民党は大きな弾みになるだろう。 (岩谷瞬)

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