西日本政経懇話会

北九州507回 九州の〝出島化〟成長の鍵/本多機工の龍造寺健介氏が講演

77a0cd619fc4b7d4514f78bc35c6d2459c83ee0a.jpg 西日本政経懇話会の3月例会が24日、小倉北区のステーションホテル小倉であり、産業用特殊ポンプの設計・製造・販売事業を展開する本多機工(嘉麻市)社長の龍造寺健介氏が「グローバル戦略と高度外国人材の活用事例」と題して講演した。要旨は以下の通り。

 本多機工は世界60カ国以上に納入実績があり、グローバル展開をしている。九州は巨大なアジア市場の隣にあり、優秀な外国人留学生を積極的に採用し、社内グローバル化を実施したところ、効果的に海外へ発信できるようになり、顧客の信頼も高まった。海外ネットワークも拡大できた。

 今後、日本では人口減少が見込まれ、内需は縮む。アジアへの発信が必要だ。積極的に外国人留学生を採用する「ダイバーシティ経営」が不可欠だ。企業が海外進出した後もフォローできる中小企業支援センターを作ったり、幼少期から英語教育を強化したりして、九州を特別な島として“出島化”することが成長につながるのではないか。

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