西日本政経懇話会

北九州第593回  災害時、まず自分の命守って

北九州 長谷川.jpg 西日本政経懇話会3月例会が15日、小倉北区のJR九州ステーションホテル小倉であり、西日本新聞社会部の長谷川彰特別編集委員=写真=が「相次ぐ地震、豪雨~後悔しない備え」の演題で講演した。要旨は次の通り。
 不意にやってくる地震に、どう備えればいいのか。突き詰めれば「最初の一撃から切り抜ける」ということが大事。まずは自分と家族の身を守る。そうすれば、救助や手助けをする側に回ることもできる。
 1月の能登半島地震では、古い木造家屋の倒壊で多くの犠牲者が出た。特に危ないのは周期1~2秒の揺れで、感覚的には「ゆっさゆっさ」。この揺れに木造家屋は弱い。できる備えは家の耐震化。難しければ、次善の策として室内シェルター導入も選択肢となる。
 一方、豪雨や台風は、気象情報を活用すれば、遅くとも前日には備えられる。「危険な雨量」は地域ごとに異なり、過去最大値を更新すると災害リスクが高まることを知っておいてほしい。線状降水帯の発生情報が出てしまうと、既に避難行動自体が危険で、最悪のケースも想定される。リスクが高まる前の予防的避難が大切だ。 (古川努)

2024年(令和6年)03月16日(土)

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