西日本政経懇話会

北九州第575回 「国際政治のリーダーシップ重要」/米中外交史研究家、竜口英幸氏

 西日本政経懇話会7月例会が19日、小倉北区のホテルであり、元西日本新聞記者で米中外交史研究家の竜口英幸氏が「プーチン大統領を待つ歴史の審判」と題して講演した=写真。

北九州 竜口英幸.jpg

要旨は次の通り。

 ロシアのウクライナ侵攻に対する緊張が高まった段階で、米国のバイデン大統領は侵攻した場合の米軍派遣を否定した。2013年には、当時のオバマ大統領がシリアの化学兵器保有問題で「米国は世界の警察官ではない」と発言し、武力行使を見送った。ロシアは国際政治における米国の地位低下を読み取っていた。プーチン大統領は、ウクライナを支配下とする道筋が立つまで侵攻を止めないだろう。バイデン氏が最初に毅然(きぜん)とした態度を取っておけば、ここまで泥沼化しなかったはずだ。国際政治において、リーダーの決断がいかに重要かを物語っている。
 日本には、二大強権国家のもう一つである中国の脅威が迫っている。防衛面・経済面の対策を強化しないと国民の命や暮らしを守ることはできない。 (壇知里)

2022年(令和4年)07月20日

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