西日本政経懇話会

北九州第596回 企業経営、松下幸之助に学ぶ

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西日本政経懇話会6月例会が17日、小倉北区のJR九州ステーションホテル小倉であり、パナソニック創業者松下幸之助氏の経営理念を伝えるインストラクター久保山武氏が「松下幸之助に学ぶこれからのリーダーの心構えとは? 持続可能な組織づくりに向けて」の演題で講演した=写真。要旨は次の通り。
 松下幸之助は「企業は社会の公器」という言葉を残した。さまざまな業界で不祥事が後を絶たないが、背景には短期的な利益を追求する経営者の倫理観の低下などがある。そのような経営者の下では人は育たない。企業活動に必要な「人、モノ、金」は社会からの預かりものであり、経営者は預かった人材を成長させる責務がある。
 松下は「社員稼業」という言葉も残した。従来のやり方に固執してチャレンジ精神がなくなるといった「大企業病」を防ぐため、社員それぞれに独立経営体のような認識で仕事に臨んでほしいというメッセージだった。松下は、社員を家族だと思う気持ちが人一倍強かった。人を育て、従業員を大切にして、お客さまを大事にする「人間大事」の心を忘れないよう徹底していた。
 (田中良治)

2024年(令和6年)06月18日(火)

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