北九州497回 「笑顔が成果を生む」/駅弁マイスター・三浦由紀江氏
西日本政権懇話会4月例会が22日、小倉北区のホテルであった。駅弁販売のカリスマとして知られる日本レストランエンタプライズ(東京)の駅弁マイスター三浦由紀江さんが「仕事は楽しく、自分に限界をつくらない」と題して講話した。要旨は次の通り。
学生結婚、専業主婦を経て、44歳で駅弁販売のパートを始めた。お客さんをよく観察し、笑顔で接客することが成果につながることを学んだ。負けず嫌いの性格なので、高額な弁当も、ゲームだと思って売ることに専念すると「あなただから買うよ」と言ってもらえた。
52歳で異例の正社員となり、大宮営業所長(埼玉)を務めた。現場をよく知っているパート社員に弁当の仕入れを任せたところ、お客さんのニーズと一致。売り上げが大幅に上がった。
2年半前に大腸がんが分かって手術したが、術後の転移はなく、今も駅弁販売の現場に立っている。楽しく仕事をすることが免疫力アップになり、健康にもつながると信じている。
=2015/4/23 西日本新聞=