西日本政経懇話会

北九州第563回 「異なる立場と対話を」/ ニュースパークの尾高館長

西日本政経懇話会6月例会が18日、小倉北区であり、ニュースパーク(日本新聞博物館、横浜市)の尾高泉館長が「新型コロナと情報とわたしたち~SNS社会の中で確かな情報を見極める力~

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と題し、講演した=写真。要旨は次の通り。
 新型コロナウイルス禍で「インフォデミック」という言葉が話題となった。インフォメーション(情報)とエピデミック(感染症の急速な流行)を掛け合わせた造語だ。インターネット上ではコ

ロナに関するデマが氾濫し、社会は混乱に陥っている。

 背景には会員制交流サイト(SNS)の浸透がある。今や誰もがスマートフォンを持ち、SNSは情報収集のツールとなっている。ただ、AIによって自分好

みのニュースや広告が届く仕組みのため、情報が偏る。その結果ファクト(事実)は軽視され、自身の知り得た情報のみが正しいと思い込み、悪意のある陰謀論やフェイクニュースが次々と生まれてしまっている。
 こうした「情報汚染」を解消するには、対話が重要だ。異なる立場の人との議論が生まれにくい社会だからこそ、対話のための共通の言論空間を作ることが大事だ。 (岩谷瞬)

2021年(令和3年)06月19日

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