西日本政経懇話会

北九州第580回 脱炭素へ時間との闘い 政経懇話会1月例会・北九州 NHKエンタープライズ・堅達京子氏講演

 西日本政経懇話会1月例会が27日、小倉北区の

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JR九州ステーションホテル小倉であった。NHKエンタープライズエグゼクティブ・プロデューサーで、気候変動を巡る番組を制作する堅達(けんだつ)京子氏が「脱炭素社会に向けて、いま私たちにできること」と題して講演した。要旨は次の通り。

 世界の脱炭素の目標は2030年までに二酸化炭素(CO2)排出量を10年比で45%削減、50年までに実質ゼロだ。しかし今のままの各国の削減目標では30年に半減どころか約10・6%増加するとされている。国連のグテレス事務総長は「人類には選択肢がある。協力するか滅びるかだ」と危機感をあらわにしている。
 科学者たちは、この3年が削減軌道に乗せられるかどうかで重要だと指摘する。今がラストチャンスで時間との闘いになっている。新型コロナと同じように有事対応が必要だ。
 世界では、再生可能エネルギー普及などゼロカーボン競争が始まっている。ところが日本は石炭のフェーズアウトも進まず電気自動車(EV)でも遅れている。
 日本では脱炭素をつらく、コストもかかると考えがちだが、再エネもEVもビジネスチャンスで、「脱」をポジティブに捉えることが大切だと思う。今こそ英知を結集して公正で公平な新しい資本主義を実現するときだ。 (吉田賢治)

2023年(令和5年)01月28日(土)

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