西日本政経懇話会

北九州523回 「衆院3補選、政権の命運握る」/神志名氏が講演

  西日本政経懇話会の9月例会が7日、小倉北区のホテルであり、元NHK解説委員長で政治ジャーナリストの神志名(かしな)17ac2879b3f22da086a0050e1c70d583dfb58178.jpg泰裕氏が「安倍政権と揺れる政局」と題して講演した=写真。要旨は次の通り。

 印象的だったのが、8月の内閣改造の記者会見で安倍晋三首相が加計学園問題などに触れて「国民から不信を招く結果となった」と頭を下げた場面。1強が崩れ、政局が流動化する時代に動きだしている。

 今後重要なのは、来年9月の自民党総裁選と、衆院解散・総選挙だ。党内は首相を支える勢力と、別の展開を考える勢力に分かれる可能性が高い。首相が描く基本戦略は総裁選勝利後の解散・総選挙だろう。早まる可能性も踏まえ、来年5月以降は警戒が必要になるのではないか。

 10月の青森4区など衆院3補選が大きく影響する。結果が政権の命運を左右するだろう。 

2017年9月8日

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