平成30年度9月例会 九州大学准教授起業部顧問 熊野正樹氏が講演
西日本支店長会9月例会が11日、福岡市・天神の天神スカイホールであり、九州大公認の部活動として学生が起業を目指す「九州大学起業部」顧問、熊野正樹・同大准教授が「九州大学起業部の挑戦―学生ベンチャーによる地方創生」と題して講演した。
同部は昨年6月、約150人の学生でスタート。10年間で50社の起業、うち5社の株式上場を目標に、学生が事業計画の作成を続けている。今年1月には、人工知能(AI)による病理画像診断ソフトの開発と販売を手がける初めてのベンチャー企業も誕生した。
熊野氏は、技術や資金はある一方で、起業家になる研究者らが少ない大学の現状を指摘。「起業家になる可能性をもった学生は多く、学生を過小評価していけない」と話した。
2018年9月12日 西日本新聞