西日本支店長会

温泉と酒研究家 平尾さんが講演 

西日本支店長会

 福岡都市圏に支社や支店を置く237社でつくる西日本支店長会の月例会が4日、福岡市・天神の天神スカイホールであった。温泉と酒文化に詳しい佐賀市社会福祉協議会富士支所長の平尾茂さん(64)が「九州気まま旅」と題し、温泉と酒の楽しみ方を紹介した。

 平尾さんによると、米どころの佐賀県は日本酒の生産と消費量が焼酎を上回る九州唯一の「日本酒県」。濃厚でうま味の強い酒は海外でも評価が高く、近年は輸出が好調という。一方、九州は「家族湯発祥の地」といわれ、300ほどある貸し切り湯は家族やカップルのほか、術後の患者や外国人にも人気がある。

 平尾さんは、お勧めの温泉の泉質や特徴を挙げて「肌触りや雰囲気を味わうことはもちろん、酒をたしなむなど複合的に楽しむのが極意」と強調。「ただ、どちらも度を超すと湯あたりや二日酔いになるので気を付けて」と話した。

= 20151204日 西日本新聞社 =

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