「山笠、博多の心」松尾孝司さん講演
福岡都市圏に支社や支店を置く237社でつくる西日本支店長会の6月例会が26日、福岡市・天神の福岡国際ホールであった。博多を語る会会員で元西日本新聞文化部長の松尾孝司さん(68)が「博多祇園山笠、博多の心 知ってござすな」のテーマで講演した=写真。
松尾さんの実家は櫛田神社の前にあった飴屋さん。正装とされる長法被姿で、山笠の歴史や「博多手一本」などの風習について解説した。最近はタイムレースのような風潮が強まっている「追い山」について「本来は氏神様への奉納神事。地域の誇りである山笠をお見せに行く祭だと知ってほしい」と強調。「飾り山など、晴れ舞台で活躍する博多人形師たちにも注目してほしい」と話した。
=2015/6/30 西日本新聞=