友好へ寛容の心を 韓国総領事が講演
福岡都市圏に支社や支店を置く238社で作る西日本支店長会の例会が15日、福岡市・天神の福岡国際ホールであった。駐福岡韓国総領事館の朴鎮雄(パクジンウン)総領事が「韓日関係の未来のための九州への期待」と題して講演した。
朴総領事は香港や上海など東アジアを中心に勤務し、福岡は2度目。両国の関係が冷え込む中、文化や地方間、民間の交流を拡大することが改善につながると考え、九州各地で開催された韓国発祥の山里歩き「オルレ」に参加し、市民と触れ合ってきた。
「九州と韓国に求められるのは寛容の心。互いの歴史を学び、本当の姿を知ることが大切です」と話し、韓国と長く交流してきた九州への期待をにじませた。
=2015/7/16 西日本新聞=