「伝統 未来につなげて」宮田元アナ講演 パートナーズクラブ10周年
西日本新聞社の取引企業など105社で作る異業種交流会「パートナーズクラブ」は3日、創立10周年を記念する講演会を福岡市中央区のソラリア西鉄ホテルで開いた。元NHKアナウンサーで宮司の宮田修さん(67)が「日本人が忘れてしまったこと」と題し、伝統を未来に受け継ぐことの大切さを語った。
宮田さんはアナウンサーとして「ニュース7」などを担当。20年前に千葉県の古民家に移住した際、神社の宮司だった家主が体調を崩し、後継者になるよう懇願されたという。通信教育で神職の資格を取り、定年退職後は宮司に専念している。神道を学ぶ中で、学校では教わらなかった先祖を大切にする日本古来の考え方の素晴らしさに気付いたという宮田さん。「先祖から預かった命を未来につなぐという考え方を取り戻してほしい」と訴えた。
=2015/6/ 4西日本新聞=