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次の連載随筆 「パズルみたいな文化人類学」 文化人類学者 波平恵美子さん 29日から

2023.05.25 04:31 PM

 文化面の連載随筆は藤井太洋さんの「どこから来たの?」に続き、文化人類学者、波平(なみひら)恵美子さん(80)の「パズルみたいな文化人類学」が29日から始まります。
 
 波平さんは1942年北九州市出身。九州大大学院博士課程単位取得退学、同大在学中に米テキサス大でPh・Dを取得し、佐賀大助教授、九州芸術工科大(現九州大芸術工学部)教授、お茶の水女子大教授などを経て現在は同大名誉教授です。医療や宗教、ジェンダーなど人間の多様な営みを研究してきました。主な著書に、本紙で連載した寄稿をまとめた「暮らしの中の文化人類学」、「いのちの文化人類学」などがあります。
 
 随筆では現代人を取り巻く課題を古今東西の出来事と比較しながら読み解き、新鮮な見方を提案します。
 
 題字とイラストは福岡県太宰府市在住の画家、江口信博さんが手がけます。ご期待ください。
 
 ●筆者の言葉
 私が長年学んできた文化人類学は、人間の生き方と考え方の多様性に注目し、これまでにない方法で読み解いていく学問です。一つの物語も、見る角度を変えたり、別の言葉を使ったりして「語りなおす」と全く新しい意味や形が見えてきて、パズルを組み替えるように楽しいのです。病気、加齢、家族、飲酒...。いろんなトピックを語り直しながら、心の柔軟体操をしていきましょう。

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