西日本新聞社RECRUITMENT2018 西日本新聞社RECRUITMENT2018

時間と戦い
紙面をつくるのが醍醐味

編集センター 村田 直隆

2011年入社

01現在どんな仕事をしていますか?

西日本新聞の記者が九州各地や東京、アジアなどで取材して執筆した記事、通信社が配信した記事に見出しをつけ、ニュース価値に応じて紙面にレイアウトする仕事です。西日本新聞は発行するエリアによって締め切り時間が異なります。どんなに記者が出してきた記事が遅くなっても、紙面はつくらなければなりません。ニュースによっては日々新たな要素が加わり、続報として報じなければなりません。そのつど、見出しを変える必要もあります。そのため、休日であっても、他紙を含めて新聞を隅々まで熟読するのも大事な仕事になります。

02一番面白かった仕事、経験は?

リオデジャネイロ五輪の紙面づくりは刺激的でした。紙面づくりは記事の締め切り時間との戦いになりますが、現地とは12時間の時差があるため、競技の進展次第で、当初予定していたレイアウトを急きょ差し替えなければならないことがあるからです。例えば、陸上の競歩の場合、締め切り時間が迫る中、日本人選手が3位でゴールし、急きょ紙面に記事を掲載する用意をしました。ところが、競技中に他国選手と接触したとして順位が確定せず、記事を掲載しない形にレイアウトを戻して印刷に入りました。その後、日本人選手が失格になったとのニュースが飛び込んできたため、急きょ、その記事を掲載しました。そのため、その日の朝刊は、競歩の結果が載っていない紙面と3位だったのに失格になったとの記事が載った紙面になりました。

さらに事態はめまぐるしく変わり、日本側の抗議で一転、銅メダル獲得となり、翌日の夕刊と朝刊は最終的に「 『3着』→『失格』→『銅』」という見出しになりました。神経がすり減る思いをしましたが、これも編集作業の醍醐味。日本勢の活躍もうれしいもので、心を躍らせながらの作業でした。

03入社してからの最大の試練や失敗は?
それをどう乗り越えましたか?

これまで数えきれないほどの失敗をしてきました。入社2年目で配属になった久留米総局時代、寡黙で普段はあまり自ら話をするタイプではない警察署幹部が、ある行事の取材をするよう「ささやき」ました。私は別の取材を優先しました。その数日後、懸案となっていたある事件の容疑者が逮捕されました。後日分かったことですが、実は、その行事を取材すれば、事件の容疑者が近く逮捕される情報をキャッチできた可能性があったのです。特ダネのチャンスを逃したことを後悔しました。取材相手のちょっとした変化には敏感に反応する勘が必要なことを学ぶ教訓となりました。

また、暴力団事務所の使用差し止めに関する訴訟をめぐり、久留米市が事務所購入を検討していることを他社に特ダネとして報じられたのも、痛い思い出として残っています。事態がどう展開するか読む力、想像する力が必要で、それに合わせてあらゆる関係者に取材する粘りも大事であることを思い知らされました。

ある日のスケジュール

9:30
起床。10時ごろから朝刊を読み始めます。
12:00
昼食。13時ごろから他紙の朝刊を読み始め、15時すぎに出勤します。
16:00
会社に到着。夕刊に目を通し、自社や通信社がどんな記事を出すかを記したメモを読みます。17時から、どんな記事を出稿するのかや、どの記事をどこの面に配置するのかを決める編集会議があり、自分が担当する面にどの記事が入るのか決まります。
18:00
夕食。18時半ごろから、少しずつ記事が届き始めるので、見出しや紙面のレイアウトを考え始めます。
20:00
見出し、レイアウトが固まったら、専用端末に記事を組み付け始めます。
22:30
突発ニュースが飛び込み、急きょレイアウトを変更。時間との戦いが続きます。
25:00
無事に紙面をつくることができ、胸をなでおろしながら帰宅します。

休日の過ごし方

昨年の秋に第一子が産まれ、休日は子どもと遊ぶ時間を大切にしています。子育てに関してはわからないことも多いので、刺激的で子どもと接することがすごくリラックスできる時間になっています。連休の場合、県外の温泉地まで行って観光するのも楽しみの一つです。

学生時代にサッカーをしていたこともあり、月に1、2回程度ですが、フットサルもしています。体を動かすことが何よりのストレス発散法です。

西日本新聞社って
こんなところ

今年で創刊140年を迎え、これまで培ってきた信頼が厚い分、「もっとこういう部分を取材するべきではないか」「あの書きぶりは違うと思う」など厳しい指摘を読者からいただくこともあります。一県にとどまらず、九州というエリアで取材できるのもブロック紙ならでは。九州に根差し、九州にあるさまざまな地域課題と向き合い、その解決の糸口を住民と一緒に考えていく姿勢を大事にしています。

「 神経がすり減る思いをしながら紙面をつくる。それも編集の醍醐味 」

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