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次の連載随筆 「ナモナキ生活」 小説家 寺地はるなさん 25日から

2024.01.16 02:31 PM

 文化面の連載随筆はプロレスラー、TAJIRI(たじり)さんの「プロレスの味わい」に続き、小説家の寺地はるなさん(46)による「ナモナキ生活」が25日から始まります。

 寺地さんは佐賀県唐津市出身、大阪府在住。2014年に「ビオレタ」でポプラ社小説新人賞を受賞し、デビューしました。言葉にすれば「ちっぽけ」と片づけられがちな、しかし本人にとっては切実な悩みを抱えながら生きる人たちの声や感情を丁寧に描く作風が特徴です。21年には「水を縫う」で河合隼雄物語賞を受賞しています。

 随筆では料理、掃除、洗濯のように具体的な名前は付いていないけれど、日々の暮らしに欠かせない「名もなき」家事や作業について軽妙な筆致でつづります。題字とイラストは、3人の子育てをしながら絵画制作に取り組む福岡市在住の画家、田中千智さんが手がけます。ご期待ください。

 ●筆者の言葉
 私たちの生活は些細(ささい)なものごとの積み重ねでできています。

 私は小説家と呼ばれる者ですが、一日のうち小説家でいる時間はほんのわずかです。ほとんどの時間を掃除機をかけたり、ゴミを分別したりして過ごしています。

 些細なことは大事なこと。

 この連載では「生活」について書きたいと思います。よろしくお願いいたします。

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