次の夕刊連載小説 23日スタート 「生殖記」 朝井 リョウ 画/田雜 芳一
2022.08.16 05:37 PM
ご愛読いただいている辻村深月さんの連載小説「この夏の星を見る」は22日に終了し、23日からは朝井リョウさんの「生殖記」が始まります。生物が子孫を残すために持っている生殖器の視点から、生命の本質を考える物語です。挿絵は田雜芳一さんです。
▼朝井 リョウ氏(あさい・りょう)
1989年生まれ、岐阜県出身。「桐島、部活やめるってよ」が2009年の小説すばる新人賞を受賞してデビュー。「何者」で直木賞、「世界地図の下書き」で坪田譲治文学賞、「正欲」で柴田錬三郎賞を受賞。著書に「少女は卒業しない」「世にも奇妙な君物語」「死にがいを求めて生きているの」「スター」ほか多数。
<作者の言葉>この数年の社会の変化に伴って、私の内部にあった小説に関する定義も融解していきました。今回の連載では、「小説とは」みたいな思い込みを一旦(いったん)無視してみるつもりです。非常に身勝手な作品になりそうですが、何卒宜(よろ)しくお願い致します。
▼田雜 芳一氏(たぞう・よしかず)
1979年生まれ、静岡市出身。大阪芸術大映像学科卒。書籍装画などを手がける。担当作に窪美澄著「朱より赤く 高岡智照尼の生涯」(小学館)、林真理子著「小説8050」(新潮社)、朝倉かすみ著「平場の月」(光文社)ほか。