次の連載随筆 「クリアキ・カリブー」 登山家 栗秋正寿さん 14日から
2021.09.07 03:47 PM
文化面の連載随筆はプロ将棋棋士、豊川孝弘七段の「詰まらない話」に続き、福岡市在住の登山家、栗秋正寿さん(49)の「クリアキ・カリブー」が14日から始まります。
栗秋さんは1972年大分県日田市生まれ。15歳のとき、北アルプスを舞台にした映画に感動し、山歩きを始め、修猷館高(福岡市)と九州工業大(北九州市)の山岳部に所属。98年、北米最高峰デナリ(マッキンリー)に史上最年少で冬季単独登頂に成功しました。2011年、優れた冒険家に贈られる植村直己冒険賞を受賞しました。著書に「山の旅人 冬季アラスカ単独行」があります。
随筆では、冬のアラスカの山々の危険性と、それでもなお挑戦したくなる魅力、支えとなっている家族への思いなどをつづっていきます。イラストは福岡市在住のイラストレーター、杣本純さんが手掛けます。ご期待ください。
«筆者の言葉»
衛星電話やGPS(全地球測位システム)をあえて携帯しない、命がけの冒険登山ともいえる冬のアラスカ単独行を20年以上続けてきました。西日本新聞にはかつてフォト随想や環境特集記事を書いたことがありますが、「あの人は今?」という問いに少しでもお応えできればとも思っています。毎回変わるイラストとともに、アラスカを追体験していただけると幸いです。