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次の連載小説 30日から 「かたばみ」 木内昇 画/伊波二郎

2021.08.18 05:30 PM

 ご愛読いただいている島田雅彦さんの連載小説「パンとサーカス」は29日に終了し、30日からは木内昇さんの「かたばみ」が始まります。血縁のないひとつの「家族」を中心に、戦中から昭和30年ごろを強く生きた人々の姿を描く物語です。挿絵は伊波二郎さんです。
 
 ▼木内 昇氏(きうち・のぼり) 1967年東京生まれ。「茗荷谷の猫」が話題となり、2009年早稲田大学坪内逍遥大賞奨励賞を受賞。11年「漂砂のうたう」で直木賞、14年「櫛挽道守」で中央公論文芸賞、柴田錬三郎賞、親鸞賞の3賞を受賞。他の作品に「よこまち余話」「光炎の人」「球道恋々」「火影に咲く」「化物蠟燭」「万波を翔る」「占」など。
 <作家の言葉>ここ一年半は、どちらかというと暗いニュースが多かったように感じます。戦中から高度経済成長期を舞台に、人々のたくましさを見詰めた、『かたばみ』というこの小説が、本紙の片隅に、日々小さな灯(あか)りをともす存在になれば、と思っています。
 
 ▼伊波 二郎氏(いは・じろう) 1957年、沖縄県生まれ。「佐賀のがばいばあちゃん」シリーズ(徳間書店)や「交通誘導員」「派遣添乗員」日記シリーズ(三五館シンシャ)などの挿絵・装丁画を担当。「江戸糸あやつり人形・結城座の十三代目襲名披露公演」の人形デザインなど、演劇・オペラの宣伝美術も手がけている。

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