6日から聞き書き新シリーズ 「謝罪と感謝、そして共働」 シスター 景山ひろさん
2020.10.02 03:44 PM
聞き書きシリーズは6日から、カトリック「善きサマリア人修道会」シスター、景山(かげやま)ひろさん(90)による「謝罪と感謝、そして共働」が始まります。
景山さんは東京出身で聖心女子大大学院修了。聖和女子学院(長崎県佐世保市)に通算30年近く勤め、教師から校長、理事長などを歴任。九州を第二の故郷としています。
修道会での活動歴は約70年。現在はフィリピン・バコロドの貧民街で宣教中です。活動の柱は貧しい子どものための幼稚園運営や奨学金付与、女性自立支援など。「先の大戦で日米が激突したフィリピンでは女性や子どもを含む多くの市民が殺りくされました。それでも日本を許してくれたこの国の寛大な精神に感動し、汗を流しています」と語ります。
「謝罪と感謝」を胸に90歳になった今も、異国の地で現地の人々と「共に働く」修道女の半生を紹介します。聞き手はくらし文化部編集委員の山上武雄です。