26日から聞き書き新シリーズ 「動あれば反動あり」 元文部科学省官僚 寺脇 研さん
2018.06.21 03:54 PM
聞き書きシリーズは26日から、元文部科学省官僚の寺脇研さん(65)=東京都板橋区=による「動あれば反動あり」が始まります。
寺脇さんは福岡市出身。ラ・サール中学・高校(鹿児島市)、東京大法学部を卒業後、1975年に旧文部省に入省。「ゆとり教育」が推進された90年代、その旗振り役となり「ミスター文部省」と呼ばれました。ところが2000年代に入ると、学力低下論争、ゆとり教育批判の矢面に立たされ、06年に退官。現在は、大学で教育・芸術論などを教えながら、各地で講演活動を続けています。
平成の時代が終章へと向かい、20年度からは大学入試改革を含め、戦後最大の教育改革の波が押し寄せようとしています。官僚の在り方を巡る問題も噴出しています。寺脇さんという一人の官僚はどう育ち、教育行政をどう捉え、国を動かしていったのか。教育の昭和、平成史もひもときながら、山あり谷ありの官僚人生をたどります。聞き手は編集委員の佐藤倫之です。
=2018/06/21付 西日本新聞朝刊=